1冊で読む 日本の名作童話  小川義男

一冊で読む日本の名作童話

一冊で読む日本の名作童話

今年読んだ本の中で、私にとって1番最高の本が この本です。
とにかく感動しました。
色々な意味で、色々なことを感じ、私にとって豊富な栄養源になった1冊には間違いありません。


浜田広介さんの「ないたあかおに」を図書館で検索して出会った本です。
浜田広介さんから 枝葉が伸びて、日本の有名な色々な作品を読んでみたい!
そう思って借りました。


絵は全くありません。
字ばかりです。
それも とても良かったです。
自分の頭に 自分の世界で 絵が浮かび上がりました。


最後まで読み切れるか、自信がありませんでした。
でも、隅から隅まで 最後まで読み切りました〜〜〜。
読み切った満足感もかなりあります。


明治から昭和までの作品の48編。
童話なので短いお話ばかりだったため 私でも読み切れました。


芥川龍之介島崎藤村宮沢賢治川端康成室生犀星・・・
そんな人たちが書いた、子ども向けの童話。
だから、理解しやすいお話でした。(私レベルで!)
その有名人たちも、長編ばかりでなく、このような童話も書くんだ〜と新鮮でした。


外国物とは違い、日本人の心がつづられていて、
日本人だからこそ感じられる感性で読めた喜び、
何と表現したらいいのでしょう。


とにかく、私にとって素晴らしい1冊でした。


児童文学に興味のある方、是非ぜひ読んでみてください。
戦争の真っただ中の日本の子どもたちの心、
平和な私たちには想像できない時代を経て、今の日本があることに
素直に感謝して、そして日本人に生まれて来れて なんか幸せだなと感じました。
この感動をうまく表現できなくて、自分の未熟さを感じますが
この本との出会いは、私の人生の栄養源となりました。