ないたあかおに part2

先日友達が、私のブログを見てから「『ないたあかおに』読みたくなって、娘と一緒に本屋に走ったわぁ〜読んでみると、小学校の時に読んだ覚えあって、かすかな記憶ってあるもんやね。娘にはちょっと難しかったみたいやけど、立ち読みで読んでしまったわ〜。感動的な、大人が読んでもいい絵本やね。絵本っていいもんやね〜♪」と、言われました。ありがたいお話です。


2月6日のブログで、一度「ないたあかおに」を紹介させていただきました。
その後、図書館に行き、私が持っている一番下に紹介してある偕成社の絵本以外に5冊借りて読み比べました。
浜田広介さんの原文で、画家さんの挿絵によって、絵本の印象がどれほど違うか興味深かったからです。

新しい発見、とても勉強になりました。



いもとようこさんの挿絵の絵本です。いもとようこさん独特の、ほんわか優しい雰囲気の絵が可愛い絵本。やっぱり挿絵によって、絵本の印象はかなり違ってきますね。いもとようこさんのオニは、とっても優しいオニさんでした。文章に忠実に絵が表現されていて、文章と繊細に表現された絵を追いかけながら夢中で読み進めました。私はいもとようこさんの絵が好きです。絵本って面白いな、と強く感じました。



泣いた赤おに (日本の童話名作選)

泣いた赤おに (日本の童話名作選)

画家 梶山俊夫さんの挿絵。「島ひきおに」も有名ですね。和風な感じが強い絵本です。以前テレビでやっていた「まんが にほんむかしばなし」の世界のような雰囲気がただよってきます。日本人らしい、たぶん日本人にしか表現できない、浜田広介さんのイメージにも良く合う挿絵です。戦前生まれの画家さんの、この絵本も好きです。


心に残るロングセラー名作10話 浜田広介童話集

心に残るロングセラー名作10話 浜田広介童話集

こちらは、「ないたあかおに」を書いた作者の童話集です。挿絵が少なく、小学校時代の教科書のような印象を受けました。
絵本ではないのですが、浜田広介さんの作品が 他にも読めるところが魅力的でした。


一冊で読む日本の名作童話

一冊で読む日本の名作童話

この名作童話集、かなり良いものです。挿絵は全くありません。それが逆に良いのかも。自分のイメージでお話がふくらんでいきます♪5冊を読み比べて良かったな〜読み比べに興味を持って見て、思い切って5冊を借りてみて 良かったな〜この本に出会えて良かったな〜って思う1冊でした。
この本に かなり感動していて 今読んでいる途中なので 読み切ったら また書き込みますね。う〜ん、この本 かなりいい感じです。深いです。



ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)



同じ原文でも画家さんの文章のとらえ方の違いによって、絵の表現の仕方、色使い、感じ方が違うんだなぁと、改めて新しい発見でした。数冊読み比べてみて、画家さんから学んだことは、読み手は色々な感じ方をしたっていいんだ、と思ったことです。
また、本の大きさ、材質でも絵本の印象は大きく違ってきました。ふ〜ん、これも面白い発見☆原文は一緒でも、出版社や画家さん、絵本の材質によっても値段が変わってくるのですね。読み比べると、いろんな発見があって、とっても勉強になりました。